いつでもどこでも仕事ができるテレワーク。感染リスクを抑えられたり、通勤によるストレスを減らせたりといったメリットがある一方、「なかなか仕事スイッチが入らない」「だらだら仕事をしてしまう」などのデメリットを感じている人も多いのではないでしょうか。
実際、テレワークを行う人の4割近くがON/OFFの切り替えに困っているという調査データも!
テレワークの悪かった点をお知らせください。
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*出典:株式会社LASSIC(https://www.lassic.co.jp)
テレワーク・リモートワーク総合研究所「仕事のオンオフの切り替え方は?」より
ON/OFFの切り替えがうまくできないと仕事に対する集中力・モチベーションが削がれ、仕事の効率も下がってしまいます。その結果、仕事がなかなか終わらずプライベートの時間に悪影響も。ONの時間が長引くことで心身が休まらず、健康への影響も心配です。そこで今回はON/OFFをうまく切り替えるヒントをご紹介します。
体と脳を仕事モードにする4つのヒント
「やる気を出そう!」と思っても、なかなか心のスイッチが切り替わらないこともありますよね。そんな時は“心”ではなく“体”に変化を与え、スイッチを刺激しましょう。体を動かしてみたり周囲の環境を変えてみたりするのがオススメです。
光を浴びて、体を動かす
就業時間より少し早めに起き、太陽の光を浴びて体を動かす時間をつくりましょう。光を浴びることで脳が覚醒しやすくなり、さらに運動により心拍数を上げると体全体の血行が良くなり、活力がアップします。ラジオ体操、ウォーキング、ヨガなど適度な負荷を感じられる運動がオススメです。
身支度を整える
ずっと自宅だからとパジャマやスウェットで仕事をされている方もいらっしゃるかもしれませんね。しかしリラックスウェアだと心身ともに緩みすぎてしまい、ONへの切り替えがより難しく。きちんと着替える、化粧をする、ヘアスタイルを整えるなど身支度を整えるのも有効です。
ワークスペースを整える
業務に関係ないスマホやタブレット、テレビ、ゲーム機、雑誌、漫画、つい手が伸びてしまうお菓子などが視界に入っていませんか?目の前の誘惑を「我慢しよう」と努力するのではなく、「集中するしかない」環境をつくることがONモードへの切り替えのポイントです。ワークスペースから誘惑のアイテムは遠ざけておきましょう。照明を青白い昼光色に変えるのもオススメ。眠気を覚まし、細かな資料なども見やすくなります。
意識的にOFFの時間を確保する
タイマーなどを活用して集中する時間を予め設定しておくと生産効率も上がりやすくなると言われています。同様の手法の1つが「ポモドーロ・テクニック」と言われるもの。25分の作業+5分の休憩を1セットとし、限られた作業時間で設定したタスクをやりきります。休憩時間中はメールなどのチェック・電話の応対などは控え、脳をしっかり休ませるのがコツ。コーヒーを飲む、軽くストレッチをする、リラックスできる音楽やBGMを流すなど気分転換で集中力を回復させることで、一日を通して集中力を断続的にキープできます。
体と脳をゆっくり休ませる3つのヒント
体と脳をスムーズにON状態へと切り替えるには、前日にしっかりOFF状態にしておくことが大切です。終業後に心身の緊張を解きほぐす3つのヒントをご紹介しましょう。
外の空気を吸ってリフレッシュ
ずっと家の中にいる状態だと、ON/OFFの切り替えは難しいかもしれません。仕事が終わったら一度外に出て屋外で深呼吸をし、体にOFF状態になったことを知らせてあげましょう。軽くウォーキングやジョギングをするのもオススメ。テレワークで凝り固まった体をほぐすことができます。
パソコンや仕事の道具を片付ける
翌日もテレワークだからと終業後もパソコンや書類を開いたままにしておくと、「あの件、メールが来ているかも……」「資料にもう少し手を入れようかな」と常に気が休まりません。その日の仕事が終わったらパソコンはシャットダウンする、資料は整理して片付けるといった習慣をつけましょう。“片付ける”という行為そのものが、気持ちを切り替えるきっかけにもなります。
照明や香りでリラックスする
仕事中に職場と同じような明るい昼光色の照明を使っている方も、仕事が終わったら照明を少し暗めにしたり、温かみのある電球色に切り替えた空間で過ごしましょう。部屋の照明が切り替えられない場合は、スタンドライトや間接照明などをとり入れるのもオススメです。好きな香りのアロマやお香を炊くのもGOOD。五感に穏やかな刺激を与え、OFFモードへと心身を導きましょう。
テレワークのON/OFFをうまく切り替えられれば、おうちで過ごす「OFF時間」をもっと豊かに、もっと楽しく過ごせるようになるはずです。心身の健康をキープするためにも、今回ご紹介したヒントをぜひ試してみてくださいね。